平成28年6月20日
総務常任委員会
委員長 森 脇 千恵美
──────────────────
〔
総務常任委員長森脇千恵美議員登壇〕
○
総務常任委員長(
森脇千恵美議員) 皆さん、おはようございます。
総務常任委員会は、去る6月20日、
今期定例会において、本委員会に付託されました議案について審査を行いましたので、経過と結果の御報告をいたします。
最初に、議案第45号、
専決処分の承認を求めることについて(
地方税法等の一部を改正する等の法律の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例)の審査を行いました。
執行部からの説明の後、第2条関係の
国民健康保険の
課税限度額と
軽減判定の引き上げの中で影響のある世帯数等教えてくださいという質疑に対して、医療分の
限度額超過の世帯が64世帯から56世帯に減ります。軽減については、5割軽減の世帯が634世帯から644世帯へと10世帯多くなりますとの答弁がありました。
その他にも質疑はありましたが、審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、議案第46号、
専決処分の承認を求めることについて(津久見市
固定資産評価審査委員会条例の一部改正)、議案第47号、
専決処分の承認を求めることについて(津久見市
税特別措置条例の一部改正)の審査を行いました。
審査の結果、その内容も十分理解できましたので、
全員異議なく、原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、議案第51号、財産の取得について(
消防車両の購入)の審査を行いました。
執行部からの説明の後、購入前と後での中身の大きな違いはありますかという質疑に対して、
救助用装置で
ウインチ装置と夜間作業ができるように照明灯を追加しましたとの答弁がありました。
その他にも質疑はありましたが、審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、請願第2号、
消費税増税の撤回を求める
意見書提出を求める請願について審査を行いました。
紹介議員の説明の後、質疑を行いました。委員から、現状では先送りをしょうという状況でありますので、今のこの時点で増税に対して撤回というところの議論をすべきではないと思いますので、本請願については、反対をしますとの
反対討論がありました。
挙手による採決を行った結果、挙手が少数でありましたので、不採択すべきものと決しました。
以上で、
総務常任委員会における審査の経過と結果の報告とさせていただきます
〔
総務常任委員長森脇千恵美議員降壇〕
○議長(
黒田浩之議員)
社会文教建設常任委員長、
安藤康生議員。
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社会文教建設常任委員会審査報告書
本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、
会議規則第110条の規定により報告します。
記
議案第 49号 津久見市
手話言語条例の制定について
原 案 可 決
意見第 4号 少
人数学級の推進と
義務教育費国庫負担制度2分の1復元および制
度の拡充を求める意見書(案)
原 案 可 決
請願第 1号
TPP調印文書の批准は行わないことを求める請願書
不 採 択
平成28年6月20日
社会文教建設常任委員会
委員長 安 藤 康 生
──────────────────
〔
社会文教建設常任委員長安藤康生議員登壇〕
○
社会文教建設常任委員長(
安藤康生議員) 皆さん、おはようございます。
社会文教建設常任委員会は、去る6月20日に委員会を開会し、
今期定例会において、本委員会に付託となりました
審査事件について審査を終了いたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。
最初に、議案第49号、津久見市
手話言語条例の制定については、執行部から、手話は豊かな、統語構造と文法体系を持った言語であり、単なるコミュニケーションの方法ではないと、
言語学的観点からも言語であるとされております。聾者が家庭、学校、
地域社会などあらゆる場面で手話を自由に使い、手話による豊かな文化を享受できる社会の実現を目指していくことを目的にしております。手話の理解と広がりを持って地域で支え合い、手話を使って安心して暮らすことができる市を目指すとともに、津久見市総合計画において示しているとおり、
障害者福祉の充実や
地域福祉の充実を目指し、条例の制定を行うものでありますとの説明の後、質疑があり、答弁がありました。
審査の結果、その内容も理解できましたので、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、意見書であります。意見第4号、少
人数学級の推進と
義務教育費国庫負担制度2分の1復元および制度の拡充を求める意見書(案)は、審査の結果、その内容も理解できましたので、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、請願であります。請願第1号、
TPP調印文書の批准は行わないことを求める請願書は、TPPについては、農水産にとって世界的な
チャンス、生産者にとっては本当に世界に羽ばたいていくための
チャンスというふうに理解しているので、この請願については反対します。
国家戦略であり
日本経済の成長のために考えている。これからの
経済成長のために必要なものというふうに考えて、今回の請願には反対の立場をとりますとの
反対討論と、国会を見ていると書類的にはほとんど真っ黒で何も理解するような書類になっていないと、もう少しオープンに話ができるような体制が本当だろうと、
中身そのものより、
情報開示をしてもらいながら議論をしてもらいたいという思いから賛成しますとの
賛成討論がありましたので、挙手により採決いたしました。
賛成による
挙手少数でありましたので、請願第1号は不採択すべきものと決しました。
以上で
社会文教建設常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。
〔
社会文教建設常任委員長安藤康生議員降壇〕
○議長(
黒田浩之議員)
予算常任委員長、
谷本義則議員。
──────────────────
予算常任委員会審査報告書
本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、
会議規則第110条の規定により報告します。
記
議案第 44号
専決処分の承認を求めることについて(平成27年度
一般会計予算
の補正)
原 案 承 認
議案第 48号
専決処分の承認を求めることについて(平成28年度
一般会計予算
の補正)
原 案 承 認
議案第 50号 平成28年度
一般会計予算の補正について
原 案 可 決
平成28年6月21日
予算常任委員会
委員長 谷 本 義 則
──────────────────
〔
予算常任委員長谷本義則議員登壇〕
○
予算常任委員長(
谷本義則議員) おはようございます。
当委員会は、去る6月21日に委員会を開会し、本会議において付託されました議案3件について審査をいたしましたので、その経過並びに結果の御報告を申し上げます。
最初に議案第44号、
専決処分の承認を求めることについて(平成27年度
一般会計予算の補正)であります。
本件は、予算の総額に7,327万円を追加し、予算の総額を111億6,912万円とするものです。
審査の中で、寄附金の内訳、
市道徳浦松崎線バイパス整備事業及び
退職手当準備基金費等について質疑がありましたが、
全員異議なく原案を承認すべきものと決しました。
次に議案第48号、
専決処分の承認を求めることについて(平成28年度
一般会計予算の補正)であります。
本件は、4月の地震による
市道長幸田尾線災害防除工事の補正で、予算の総額に266万8,000円を追加し、
予算総額を97億2,466万8,000円とするものです。
審査の中で、工事の進捗状況に関する質疑がありましたが、
全員異議なく原案を承認すべきものと決しました。
最後に議案第50号、平成28年度
一般会計予算の補正についてであります。
本件は、
地方創生推進事業及び
農村地域防災減災事業に対する補正で、予算の総額に2,456万1,000円を追加し、予算の総額を97億4,922万9,000円とするものです。
審査の中で、
桜観光魅力情報発信事業及び
農村地域防災減災事業の内容について質疑がありましたが、
全員異議なく原案を可決することに決しました。
以上で、
予算常任委員会における審査の経過並びに結果の報告を終わります。
以上です。
〔
予算常任委員長谷本義則議員降壇〕
○議長(
黒田浩之議員) 委員長の報告は終わりました。
これから、各
委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいま行われました各委員長の報告について、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) これをもって、
委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これから討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許可します。
13番、
知念豊秀議員。
〔13番
知念豊秀議員登壇〕
○13番(
知念豊秀議員) それでは、討論を行います。
議案第45号、
専決処分の承認を求めることについて(
地方税法等の一部を改正する等の法律の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例)に対しまして
反対討論を行います。
5月号市報に、「平成28年度から
国民健康保険税の
課税限度額と
保険軽減範囲が変わります」が掲載されました。
専決処分の根拠として、
地方税法施行令の一部が改正されたこととしております。国保料の
賦課限度額のうち、
医療給付費分の限度額52万円を54万円に、
後期高齢者支援金分限度額17万円を19万円に引き上げ、64歳以下の世帯の
保険料限度額は85万円から89万円にそれぞれ引き上げられるものです。これによって影響を受ける世帯は、
医療保険分で64世帯から56世帯に、
限度額引き上げによる加入者の
推計負担増は158万円、一方、低
所得者層の
保険料負担軽減措置である7割、5割、2割の
軽減基準額を、5割軽減は5,000円引き上げ、26万5,000円に、2割軽減は1万円引き上げ、48万円に改め、保険料
軽減拡大を行おうとするものです。
軽減拡大は55万4,000円で、全体としてはおよそ100万円の
加入者負担増になる見込みであります。低所得者の
軽減対象者の枠を拡大し、制度の改善をしたように見受けられますが、全体としては負担増になっています。
これまでもたびたび申し上げてきましたが、被保険者の
相互負担は限界を超えています。まずは、
国庫負担をふやし、制度の安定化を図ることが先決であり、
国保法施行令が改定されたとしても、これに従う必要はなく、
自営業者が悲鳴を上げている現状に鑑み、これ以上の負担増は認められませんので、反対をいたします。
次に、請願第1号、2号が委員会で不採択にされましたので、原案に賛成する立場で討論を行います。
請願第1号は、
TPP調印文書の批准は行わないことを求める請願です。御存じのように、
TTP交渉は、内容が国民に一切知らされず、秘密裏に進められた上、国会審議に提出された資料はほとんど黒塗りのものでした。
請願反対の意見に、一次産業にとって
チャンスだとの意見がございました。よく考えていただきたいのですが、
福島原発事故から5年たちました。農林水産省によると、昨年11月16日現在、欧州連合を含む34の国と地域が2011年3月に発生した福島第一
原発事故を理由に、日本の食品や水産物などについて
輸入規制措置をとっています。
輸出には、日本にとっては高いハードルが幾つもあります。
輸入商品に関税が撤廃されると、
輸入商品が大量に
日本市場に入り、輸出は苦戦する結果になるのは明らかではないでしょうか。
チャンスはピンチになってしまい、国内産業のさらなる衰退と
食料受給率低下へとつながる危険があります。
日本がTTPに加盟したさまざまな問題点がこれまでに指摘されてきました。例えば国民皆
保険制度の崩壊、日本の
食料受給率は39%から13%に下がる。
遺伝子組み換え食品が蔓延する。牛肉の月例制限や添加物など食の
安全基準が緩くなって、健康への悪影響が心配される。低
賃金労働者が外国から入り、失業者がふえる。
ISD条項を初め主権侵害の条項が盛り込まれているなど、多くの問題点が指摘されている中での批准であり、これはこの審議が秘密のまま進まないことはあり得ないことだと思います。
次に、
消費税増税の撤回を求める
意見書提出を求める請願について賛成の立場から討論を行います。
安倍首相は、
消費税増税を2年と半年先送りをする決定をしました。したがって、請願の必要性がなくなったのではとの意見がございました。また、消費税の廃止を求める意味では、8%はいいが10%に引き上げるのが悪いのか、またさらに、消費税をなくして財源をどうするのかなどの疑問も出されました。
皆さん、思い起こしてほしいと思います。消費税のない時代は、現在ほど
所得格差が開いていませんでした。なぜかといえば、
累進課税で所得の高い人ほど税金が高く、所得の低い人は課税額が低い、それぞれの階層に無理なく賦課されていました。税による所得再配分機能が働いていました。ところが消費税が施行され、27年の間に貧困率は16.1%と過去最悪、子どもの6人に1人が貧困に陥り、年収200万円以下の人が1,100万人を突破しました。
年金暮らしの約3割は貯金もほとんどありません。老後破産が深刻になりつつあると報道されています。
ぜいたく品と赤ちゃんのおむつ代が同じ税率であることに疑問は感じないでしょうか。税金は本来、不労所得や使い道がなく活用されてないお金に政府の力で経済循環させる。そして国民の
福祉向上に税金を使う形で活用されることが順当ではないでしょうか。
日本の
金融資産は1,700兆円を超えていると言われています。この数字が正しいのであれば、たった6%の課税で
国家予算が赤字国債を頼らずに編成できます。今の政府に能力がないか、やる気がないかだけなのではないでしょう。
以上で
反対討論を終わります。
〔13番
知念豊秀議員降壇〕
○議長(
黒田浩之議員) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) これをもって討論を終結いたします。
これから採決を行います。
議案第45号、請願第1号及び請願第2号については、御異議がありますので、起立により採決いたします。
まず、議案第45号について採決いたします。
本件に対する委員長の報告は承認であります。
本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(
黒田浩之議員) 御着席ください。起立多数であります。
よって、議案第45号は承認されました。
次に、請願第1号について採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。
本請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
起立少数〕
○議長(
黒田浩之議員) 御着席ください。
起立少数であります。
よって、請願第1号は不採択とされました。
次に、請願第2号について採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。
本請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
起立少数〕
○議長(
黒田浩之議員) 御着席ください。
起立少数であります。
よって、請願第2号は不採択とされました。
次に、議案第44号、議案第46号から議案第51号まで及び意見第4号の各議案については、それぞれ各
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、以上の案件は、それぞれ各
委員長報告のとおり決しました。
◎日程第2 意見第1号
(
議会閉会中
継続審査)
○議長(
黒田浩之議員) 日程第2、意見第1号を議題といたします。
総務常任委員長から、
目下委員会において審査中の意見第1号については、
会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、
議会閉会中、
継続審査の申し出があります。
──────────────────
議会閉会中
継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について、下記により閉会中もなお
継続審査を要するものと決定したから、
津久見市議会会議規則第111条の規定により申し出ます。
記
1 事件
意見第 1号 伊方原子力発電所の再稼働の中止を求める意見書(案)
2 理由
なお、慎重に審査する必要があるため
平成28年 6月20日
総務常任委員会
委員長 森 脇 千恵美
津久見市議会議長 黒 田 浩 之 様
──────────────────
○議長(
黒田浩之議員) お諮りいたします。
意見第1号については、
総務常任委員長から申し出のとおり、
議会閉会中、
継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、意見第1号については、
総務常任委員長から申し出のとおり、
議会閉会中、
継続審査に付することに決しました。
以上で、
今期定例会の議事は全部終了いたしました。
市長、挨拶をお願いいたします。
〔市長川野幸男君登壇〕
○市長(川野幸男君) 平成28年第2回市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
去る6月9日から19日間にわたり、議員の皆様には、本会議あるいは常任委員会などにおきまして、
専決処分の承認、条例の制定や、平成28年度予算の補正、財産取得の議案等の御審議をいただき、いずれも原案のとおり御賛同賜りましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。
今後とも、第5次津久見市総合計画の着実な進展などを念頭に諸施策を遂行してまいる所存でございます。
議員の皆様には、引き続き一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。
〔市長川野幸男君降壇〕
○議長(
黒田浩之議員) これをもって、平成28年第2回津久見市議会定例会を閉会いたします。
午前10時24分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
津久見市議会議長
署名議員
署名議員...